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photo by Atsushi Tominaga
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| 時空間とは、出来事を測るための基準として絶対的である反面、出来事が生起する場としては相対的なものである。故に、観測すべき出来事を識別する際には、それに有効な輪郭を与える存在として、一方、時空間そのものを識別する際には、生起する出来事の分布範囲として、私達の前に立ち現れる。
熱は発散し様々な現象を引き起こす。そしてまた、様々な現象が熱に関与し、熱交換を通して更に複雑で予測困難な出来事を形成する。熱を交換し、様々な出来事が生起する、そのような場としての時空間もまた、熱という出来事によって分節されるものである。 熱と時空間の問題を扱う事は、かなり厄介なことである。今日ここで紹介する作品は、未だ試行段階のものであり、1つの試行事例、或いは、1つのゲームと考えている。 それは、熱交換とその場に関するゲームである。 初期条件として、ここに温度の状態が異なる2つの音叉を用意する。 一方は室内と同じ常温に置かれ、もう一方は冷却されていた音叉である。
通常、物理振動の伝搬速度は、媒質の温度に影響されるものである。つまり、この2つの音叉は同じ温度の状態であれば同じ周波数を発するが、この温度差により一方は他方より低い周波数を発することになる。
また、この常温の音叉の周波数に等しい周波数を電気的に生成し、これを室温基準或いは、熱交換以前の室温初期条件として、室内で鳴らす事とする。
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